ごめんなさい。そしてありがとう。 ～[名古屋]出張ホスト/レンタル彼氏～ - 2018.11.02 Fri

最近ハマってるバイ貝の塩茹で

晩に食べる予定がなくても、スーパーに行って見つけちゃうとつい買ってしまいます

けど・・

茹でるときになんかとても罪悪感

鍋に水を貝がかぶるくらいに入れ火をつけるのですが、

徐々に水の温度が上がってくると貝たちはゆっくりと動きはじめます

熱いですよね

けど、彼らには鍋から逃げ出せるような足を持ち合わせていません

温度が上がるにつれもがき苦しみ、やがて絶命するんです



彼らの立場になると胸が苦しくなります

死の危機が迫ってるとき、彼らは何を思ってるんだろう

僕のことを恨めしそうに睨んでるのかな

意識が薄れていくなか、海で楽しく暮らしてた頃のことを思い出してるのかな

とても見てられません

いっそ手遅れになる前に火を止め、海に帰しに行こうかと・・一瞬思いました

スーパーに並ぶ時点で近日中に殺される運命なら、せめて僕が買った命だけは助けてあげたいと

あのナチスのユダヤ人虐殺から一人でも多くのユダヤ人を救おうとしたシンドラーの気持ちです

貝も魚も鶏もブタも牛もみんな”死”を経て僕らの食卓に入るんです

その恐ろしい”死”の瞬間を僕らは見ることはないので、肉の塊を見て美味しそうと

そして美味しいだの不味いだの

目の前でバイ貝たちが死んでゆく様を見ながら、あらためて命をいただくことへの感謝と責任を感じました

僕はゆっくりと噛みしめて味わいました







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